カードローンのメリット・デメリットと金利を安くする2つの方法


あなたはカードローンのメリットとデメリット、そして金利について詳しくご存知ですか?

おそらくほとんどの方はその仕組みをよくわかっていません。なんとなく「カードローンやキャッシングに手を出すと借金地獄になる」と思っている方もいるくらいです。私から言わせれば、そういった方々はクレジットカードでも借金地獄になってしまうのではないかと思いますね。

さておき、カードローンは仕組みが分かればとても便利な金融商品です。今回はそのメリットとデメリット、そして少々高く感じる金利を下げる方法をご紹介していきたいと思います。サラ金のことを知りたい方はトップページもあわせてご覧ください。

カードローンとは

そもそもの話にはなりますが、カードローンというのは銀行と消費者金融が提供している個人向け融資のキャッシングローンをここでは指します。基本的に、キャッシングの借入は「指定口座への振込」か「カードローンの利用」の2パターンしかありません。

メリット

①借入限度額内で自由に借入と返済ができる

この金融商品の良いところは、利用しやすいことです。借りたら返済するだけのキャッシングだけではなく、契約した限度額内で自由に借入と返済ができるのは最大のメリットといっても過言ではありません。

②持ち歩ける

クレジットカード同様、カードローンではキャッシング会社から取引用カードを発行してもらうものです。そのため自由に持ち歩くことができ、いつでも好きなときに利用することができるメリットもあります。

特に大手の銀行や消費者金融のカードローンは提携ATM台数が多いので、外出先の急な出費にも焦ることなく対応できます。

デメリット

①ATM手数料がかかる

ATMで借入や返済を行うので、108円または216円の手数料が取引の度に掛かります。消費者金融カードローンは自社ATM以外だと基本的に手数料がかかりますが、一方で銀行カードローンは提携先によっては無料のところもあります。

②紛失した時は自己責任

カードを持ち歩くということは外出先で紛失する可能性があります。カードローンを紛失してしまい、もしそのカードで借入が行われてしまったとしても、その金額の返済義務はカード発行者の名義になってしまいます。

放置していたら大変なことになるので、クレジットカード同様、紛失した際はすぐに利用停止措置を取る必要があります。

振込キャッシングとの違い

カードローンを利用する場合はそのカードが必要なので、借入するためには自動契約機で発行するか郵送で送ってもらう必要があります。そのため、即日融資を受けるためには自動契約機へ足を運ぶ必要があります。

個人差はあると思いますが、「自動契約機のある無人店舗へ行くのは人目が気になるから嫌だ」という場合もあります。そのような場合はWeb申込で振込キャッシングにすることをおすすめします。

カードローンの金利


まず始めに、振込キャッシングとカードローンで金利や限度額が変わることはありません。あくまで審査に通った後の借入方法の違いです。

金利の計算

カードローンの金利は発行先の銀行や消費者金融によって違いがありますが、金利の計算方法は1つしかありません。以下の計算式で1か月分の利息を算出することができます。

  • 借入額×金利×30日÷365日

ただ、毎回自分で計算するのは大変なので「返済シミュレーション」を利用することをおすすめします。プロミスやアコムの公式ホームページ内に設置されています。返済回数を指定することで、完済までの毎月返済額や利息の内訳がわかるので、借入前の返済計画をたてるときにも非常に勉強になります。

利息や返済について

「カードローンは金利が高い」と思い込まれがちです。返済シミュレーションで計算するとよくわかりますが、実は1ヶ月あたりの利息はささいなものです。金利18%で10万円、30万円、50万円借りた時の具体例は下記の通りです。

  • 10万円×18%×30日÷365日=約1,500円
  • 30万円×18%×30日÷365日=約4,500円
  • 50万円×18%×30日÷365日=約7,500円

ただし毎月の返済が最低額だと、利息の支払の方が多くなってしまうことがあります。そうなると完済までの道のりが遠くなってしまうので、出来るだけ早めに返済する意識は常に持つようにしましょう。

「残高スライド元利定額返済方式」に気をつけて!

カードローンの返済方式で現在主流になっているのが「残高スライド元利定額返済方式」です。

簡単に言うと、借入残高に応じて毎月の返済額もシフトしていくというものです。そのため最初の方は返済額が結構な負担になりますが、後半になるにつれ段々と楽になっていくようになっています。

ただし後半は支払回数が無駄に多くなってしまうため、利息を余計に払ってしまうことになります。「お、今月は返済これだけでいいのか楽で良いな」と思わずに、返せるだけ返すことをおすすめします。

金利が決まる仕組みと安くするための2つの方法

カードローンを利用するということはお金がないということですよね?返済が翌月一括でできれば良いですが、ほとんどの方は毎月こつこつ返していく利用者です。そのため、長い目で見て金利はできるだけ安くしたいというお気持ちもわかります。

金利は借入限度額で決まる

どのカードローンの金利も「〇%~〇%」という表示形式ですが、実際に適用される金額は上限の利率であることがほとんどです。それはなぜなら、借入限度額によって金利が決まっているからです。

下記の通り、利息制限法によって限度額が100万円をこえないと上限金利から下がらないようになっています。

  • 借入額が10万円未満の場合、上限金利は20%まで
  • 借入額が10万円以上100万円未満の場合、上限金利は18%まで
  • 借入額が100万円以上の場合、上限金利は15%まで

金利を安くするには

①無利息サービスを活用して利息を抑える

カードローンの中でも、プロミスやアコムといった大手サラ金のキャッシングは「無利息サービス」があることが多いです。最近では徐々に銀行カードローンにも広まりつつあります。

初回借入に限り30日間利息0円で借りられるというサービスで、手っ取り早く効果を感じられます。これを利用すれば1か月分の利息が浮いて金利年18%が16%程度になるので、2.0%くらい得をします。

②信用実績を積み重ねて限度額を増やす

もう1つは、借入限度額を100万円以上にして金利を下げようという方法です。6ヶ月ほど時間はかかりますが、長期的な借入を検討されている方は覚えておいて損はありません。

限度額を増やすためにはまた別の審査を受ける必要がありますが、これに通るためには借入と返済をきちんとしてきた信用実績が不可欠です。そのため、利用し始めてそれなりの月日を要します。

増額審査はあちらから案内が送られてくるようになっていますがこないこともあります。気になったらインターネット会員サービスから問い合わせをしてみましょう。

まとめ

まとめると以下の通りです。

  • カードローンは持ち運びができて、かつ借入限度額内で自由に借入と返済ができます。
  • 即日融資を受けるためには自動契約機へ足を運ぶ必要があります。
  • 金利の計算方法は1つだけ。返済シミュレーションを活用すると簡単です。

いかがでしたか?きちんと借入や返済ができていれば、カードローンの金利や利息はたいして気になりません。ただし、返済が遅れたりカードを紛失したりすると後で痛い目を見るのは自分です。

返済シミュレーションを利用すれば金利の計算も簡単に出来る上に、完済までの返済計画も立てやすいです。借りることがばかリ考えがちですが、返済する方が何倍も難しいと思ってしっかりとした返済計画を立てるよう心掛けてください。