サラ金を使うのは比較してから!

サラ金(サラリーマン金融)は担保や保証人のいらないかなり気軽にお金を借りる事の出来る金融機関です。

しかし、いくら気軽だからといって利用できそうなサラ金を軽率に選ぶのはあまりお勧めしません。

勿論どのサラ金でも基本的にお金を借りる事自体は可能なのですが、今サラ金には金利が低めの商品や融資スピードの早い商品など、昔に比べかなり商品バリエーションが豊富です。

サラ金を比較する事できちんと自分の用途や融資希望額に適った商品を選ぶ事が出来れば、漫然と目についたサラリーマン金融を利用するより快適かつお得に融資を受ける事が可能なのです。

サラ金比較例

《プロミス》

まず、サラ金は借りた額と期間に応じて借りた額にプラスして返済しなくてはいけない利息というものがあります。この利息は前述のように借りた額と期間、そして「金利」によってその額が決まってきます。少しでも利息を抑え借りた額と同額程度の返済で済ませたいという方は金利の低い商品を選ぶと良いでしょう。

例えば「プロミス」なら最高金利が17.8%と他のサラリーマン金融より若干安め(一般的なサラ金はだいたい18%)です。10万円に対する金利が18,000円になるところをプロミスなら17,800円で済ませることが可能です。

金利 最低返済額(10万円) 無利息期間
4.5%~17.8% 4,000円から

また、プロミスではEメールアドレスを登録して、WEB明細書サービスを利用するだけで「30日間の無利息サービス」を受けることができます。そのため少額の融資であれば、ほぼ利息を支払うことなく完済することが出来るので、「ちょっとした出費で今月の家計がピンチ」という方にもおすすめです。

《アコム》

急な出費などで急いでいる方にとって、審査というものは一刻も早く終わって欲しいものです。そんな「とにかく少しでも早く融資を受けたい」という方には、審査時間が最短30分、即日融資にも対応した「アコム」がおすすめです。

ネット申し込みから来店不要で審査を受けることができ、楽天銀行口座を持っている方であれば、24時間いつでも即時の振り込み融資を受けることができます。

審査時間 無人契約機 申し込み方法
最短30分 むじんくん ネット・郵送・電話・来店

また、アコムでは全国各地に無人契約機も設置しているので、その場でカードを受け取ってATMから簡単にお金を借り入れることも可能になります。最近のサラ金では即日融資は当たり前の時代となっていますが、その中でもアコムの審査スピードには安定した定評がありおすすめです。
アコム

《アイフル》

  • はじめてのサラ金申込で色々よくわからなくて不安
  • 返済能力や信用情報に不安があり過去に審査に落ちたことがある

そういった方はとにかく審査難易度が低く通過しやすいサラ金を選びたいですよね?そんな安心の審査といえば、女性専用ダイヤルや初心者専用ダイヤルを設けている「アイフル」がオススメです。

アイフルの利用者は全体の1/4、つまり25%がアルバイトやパートで構成されているというデータもあり、収入に自信のない人でも比較的審査に通過しやすいと言われています。

申し込み条件 郵送方法 レディースローン
パート・バイト可 時間指定可能 女性向け「SuLaLi」

アイフルの特徴は何とっても利用しやすさにあり、女性向け新サービスであるSuLaLiなど、実際に利用するときに助かるサービスが充実しています。ネット申し込み後のカード郵送でも、配達時間を指定することが出来るので家族にバレることなく利用することも可能です。

はじめてのサラ金で不安がいっぱいという方にも、アイフルのキャッシングローンは大変おすすめなのです!
アイフル

《SMBCモビット》

サラリーマン金融の中には少し変わったサービスを展開している会社もいくつか存在します。その中でも「モビット」は、WEB申込やWEB明細サービスなど申込から審査通過後の利用に至るまで、全てがインターネット上で片のつくインターネット完結申込が話題となっています。

また、申込に必要な本人確認書類、収入証明書類などを携帯のカメラで撮影し写メるだけで済ませることができる申込専用アプリ等をリリースしているので、忙しくて来店することが出来ないという方でも、お手軽に申し込みを行うことができます。

ネット完結ということで郵送物などを一切なくすことができるので、「家族や周囲にサラ金を利用している事を秘密にしたい」という方に好評のようです。

簡易審査 限度額 専用アプリ
10秒簡易審査 最大800万円 iPhone・Android対応

モビットはこれまでも驚異的な審査スピードなど話題になっていましたが、近年では限度額も800万円まで拡大したこともあり、銀行カードローン並の大型融資にも対応出来るようになりました。その分、金利も引き下げられているので、カードローンの「おまとめ」として利用することもできます

専用のアプリでは申し込みを行うことが出来るだけでなく、CMなどでお馴染みのイメージキャラが登場するカレンダーや目覚まし機能など、他の業者にはないユニークなサービスも魅力の一つです。

《ノーローン》

「給料日までのあとほんの数日が辛い」という思いを頻繁にしている方には新生銀行グループの「ノーローン」がお勧めです。

ノーローンは融資を受けてから7日間は利息が発生しない無利息サービスで話題です。いくら借りても7日以内に完済すれば利息が1円もつかないので、第二の銀行口座代わりに利用されている方も多いと言います。

また、無利息サービスの多くは初回利用時限定の場合が殆どですが、ノーローンの場合何度でも7日間の無利息サービスを利用できるのが強みです。上手に運用すれば下手に金利の安いサラ金に申し込むよりも最終的な利息が少なくなるとも言われています。

無利息期間 ポイントサービス 借り入れ方法
何度でも7日間 楽天・マイル・Gポイント ネット・ATM・電話

ノーローンではキャッシングとしては珍しく、利用するたびにポイントを貯めることも可能です。楽天ポイントや、ネットマイルなど利便性の高いものばかりなので、こまめに融資を行う方にはお得といえます。そのため、ノーローンは頻繁に融資を受けたいと考えている方におすすめで、7日間の無利息期間を利用することで銀行よりもお得に融資を受けることができます。

ノーローン

サラ金の比較例まとめ

このように同じサラ金でも申し込む会社によってスペックや提供サービスに大きな差があります。自分にとってどういったサービスが好ましく自分の完済を助けるのかを考え、サラ金はいくつかの会社をよく比較してから申し込むと良いですよ。

サラ金あるいはサラリーマン金融の全盛期であったバブル前後の時代に比べて、現在の「サラリーマン金融」について正確な情報を把握している人はあまり多くないのが実情です。

そもそもサラリーマン金融は一般のサラリーマン個人に対し融資を行うことから、事業向け金融と差別化する上で使われるようになった呼称であり、利用目的自由な融資を無担保保証人無しで受けられるというもので、その気軽さから多くの人が利用しました。

しかしバブルの崩壊後、投資のために多額の融資を受けていた多くの人たちは返済困難となってしまいました。またサラリーマン金融も貸したお金が回収できなくては破産してしまう為、強引な取立てや催促が横行するようになりました。この事により世間では未だにサラ金≒闇金や法外な利息を設定してくる悪徳業者といったイメージが根強く残っています。

しかしそれらは実はあくまで過去の話。実際のサラ金と間違ったイメージのサラ金との間には大きな乖離があるのです。

現在のサラ金

スーツのグッド
現在、そのイメージの悪さからサラリーマン金融と名乗る金融機関は殆どなくなりましたが、はっきり言ってしまえばサラリーマン金融というのはつまり消費者金融のことです。サラ金と同様に事業を対象とした金融機関ではなくあくまで「消費者や一般の人相手に融資を行う機関」である事から、消費者金融という名前で親しまれています。

基本的な事業内容の部分は現在も変わらず、無担保保証人無しで利用目的自由な融資を受けられる気軽さが大きなセールスポイントとなっています。ただし、昔と違うのは現在消費者金融の経営には貸金業法を中心とした法律による大きな縛りが出来た事です。

例えばバブル時代を含む1992年以前だと、サラ金は利用者に対し最大で54.75%の金利を設ける事が出来たと言われています。ですが今現在サラ金が利用者に設ける事の出来る金利は高くても20%までとなっています。これを越えた場合利用者は過払い請求が可能となるだけでなく、サラ金業者は厳しく取り締まられることになります。

またドラマや小説等でよく見た昼夜問わず鳴り響く催促の電話や貼り紙による嫌がらせ、恐喝や恫喝といった取立て行為は全て現在では法律により禁止されています。保証人でもない親族や親類に利用者がお金を借りている事を伝える行為、利用者ではない彼等にお金を請求する行為も現在では禁止されているため、サラ金が法を順守している限りありえないのでご安心を。

あなたの街の便利屋さんとしてのサラ金

電卓を持ちOKサインをする女性
貸金業法の改正により悪徳金融機関による経営が難しくなった現在、サラ金はちょっとお金が足りない時、友人や家族からお金を借りられない時に頼る事の出来る「町の便利屋さん」として広く親しまれるようになっており、日本人人口のおおよそ8人に1人は利用した事があるという統計データも出ています。

「窓口に申込に行くのは脅されないか怖い」という声があれば、無人契約機やインターネットにより申込が完結するシステムができました。「本当にちょっとだけお金が借りたい」という声があれば、一定期間内に完済する事で無利息となるサービスが生まれました。「どうしてもその日のうちにお金が借りたい」という声があれば、即日融資サービスを開始する等、これまでサラ金は消費者の声を取り入れる事でイメージの改善を行ってきました。

多くのサラ金が利用手数料無料という事から、場合によっては銀行口座の夜間や休日手数料よりサラ金の利息のほうが安く済むという理由で、サラ金を利用している人もいると言います。

サラ金と消費者金融の比較

悩んでいるカップル
結論から言うと、呼び方が変わっただけで中身はほとんど同じものです。ご紹介しているプロミスやアコムもこれに当てはまります。

当時はサラリーマンを対象にした業者が多かったので、「サラ金」という呼称が広まっていました。しかしそのうち女性や自営業者の契約も多くなり、「消費者金融」という名称が使われ始めました。

ただ、以前までの高金利や取り立て等により、「サラ金」という言葉の印象が今でも非常に悪いのです。サラ金のイメージを払拭するために、10年以上前の貸金業協会会長が「サラ金」と呼ばないことを求める会長声明を出したりしているくらい、サラ金の悪いイメージは今でも根強く残っています。

そういった背景から、現在では消費者金融と呼ばれることが普通になっています。ただ、法的な用語にそういったものはありません。

サラ金と銀行の比較

銀行とサラ金はまったく異なるものです。当時の銀行は事業主の多額の融資を行い、サラ金は少額の融資と分かれていました。少額の融資はもともとの金利が高く、まだ法整備も整っていなかったので、利息で膨大になってしまった借金を返済できない人が続出していました。

しかし近年になるにつれ法整備が進んだことで、利用者は払い過ぎた利息分をサラ金各社に請求するようになりました。いわゆる過払い金ですね。これによってサラ金業界全体の経営が不安定になっていきました。

それにどう対応したのかというと、サラ金各社は銀行のグループになりました。これによってサラ金は経営が安定して、銀行はサラ金のノウハウを一部取り入れるようになりました。

その頃から、銀行も少額の融資つまり個人向け融資をするようになりました。「銀行カードローン」の始まりです。

サラ金と銀行のカードローンの比較

比較する女性
銀行カードローンが参入してきたことによって、キャッシング業界には大きく分けて「サラ金のカードローン」と「銀行のカードローン」の2つが現在主流となっています。この2つの違いを簡単に言うと、「金利」と「借入限度額」、そして「審査」の3項目の違いがあります。

金利・借入限度額の比較

サラ金と銀行のカードローンの基本情報を見比べればわかりますが、基本的に銀行の方が低金利です。サラ金が年4.5~18.0%程度だとしたら、銀行は年4%~14%程度は一般的な金利です。

下限を見ると「あまり変わらないじゃないか」と思うかもしれませんが、少額のキャッシングで適用される金利は、ほとんどの場合金利の上限が適用されます。なぜなぜそれは、限度額によって金利が決まっているからです。

限度額も基本的に銀行の方が高いのですが、少額の融資が基本となっているカードローンは限度額が100万円以上になることがあまりありません。初めての利用者は10~50万円程度の借入限度額が目一杯といったところでしょう。そして金利は、限度額が100万円以上にならないと下がらないのです。

ですから、単純な金利の低さで言えば銀行一択なのですが、もう1つ問題があります。

審査の比較

審査の難易度で言うと、銀行よりもサラ金の方が審査通過率は高いです。サラ金が40%~50%程度だとしたら、銀行は20~30%程度といったところです。サラ金の審査通過率は公式ホームページ内のIR情報等で紹介されています。

基本的に金利が低い方が審査に通りづらいようになっています。同じサラ金、同じ銀行でも、金利やその他基準の差で審査に通らないこともあります。

そのようなこともあって、審査スピードはサラ金の方が格段に早いです。今や大手のサラ金はそのほとんどが「最短30分審査」「最短1時間融資」が可能になっています。最近ではメガバンクの銀行カードローンも最短30分審査が可能になってきました。

サラ金でお金を借りるときは総量規制に気をつけよう

給料
サラ金でまとまったお金を借りようと検討している方は、この部分をよく見てください。

サラ金でお金を借りる場合、年収の3分の1をこえる借入は制限される「総量規制」があります。これをこえて借入希望の申込をしてしまうと、限度額をその範囲内まで下げられるか、審査落ちしてしまうので注意が必要です。

例えば年収360万円のAさんがいたとします。Aさんが借りられる金額は360万円の3分の1なので、120万円までがサラ金で借りられる金額ということになります。

またここで言う借入は1社の話だけでなく、サラ金でのすべてのキャッシングが該当します。つまり1社から120万円借りても3社から40万円ずつ借りても、それ以上借りてサラ金地獄に陥らないようにできているというわけです。

申込条件にある「安定した収入」とは?

少額キャッシングを利用する場合は、各カードローンの申込条件に必ず「安定した収入」が入っています。この安定した収入がいまいちよくわからないという方が多いので、その解説をさせていただきます。

サラ金と呼ばれるくらいですから「年収の多さ」が重要なのかと思いますが、実際には「毎月一定の継続した収入」があることが一番重要です。そのためOLや主婦、学生アルバイトであっても、毎月収入があれば審査に通ることができる可能性は十分にあります。

逆に言えば、収入がまったくない専業主婦や無職の方は審査に通るのは難しくなります。サラ金は現時点での収入で判断するので、申し込む場合はある程度の勤務経歴がある状態で申し込むことをおすすめします。