申し込み前に確認!サラ金の審査基準について

審査

あなたはサラ金の審査に不安を抱いてはいないでしょうか?
審査基準を公表しているサラ金は1社もありませんが、細かい数値は把握できなくても、大まかな基準は確認することができます。
審査基準を頭に入れていると審査通過率がグッと上がります。
今回は申し込み前に確認したいサラ金の審査基準をご紹介します。


目次

サラ金の審査基準

サラ金の審査ではスコアリングシステムが取り入れられています。
スコアリングとは審査で必要な項目を数値化して点数をつけることです。
合計点数によって審査の判断をスムーズに行うことができます。

スコアリングには、申し込み者本人の属性を点数化する属性スコアリング借り入れ状況や過去履歴を確認する信用情報スコアリングの2種類に分類されます。
それぞれ確認してみましょう。

属性スコアリング

属性スコアリングでは、申し込み者の返済能力を計ることを目的としています。
そのため、勤務先や年収、勤続年数などの勤務先情報から、居住年数や居住形態などの住宅情報などを確認します。
それぞれの項目の基準はサラ金によって異なりますが、一般的には次のように採点されています。

スコアリング項目 審査に有利 審査に不利
勤務先 公務員、大手企業 自営業・パート・アルバイト
収入 毎月安定している 月によって収入額の差が激しい
勤続年数 3~5年以上 1年未満
住宅情報 持ち家 住所不特定
家族構成 既婚子供なし 既婚子供あり
保険証の種類 共済保険 国民健康保険
勤務先

サラ金の審査では収入だけでなく勤務先が重要になります。例え収入が高い方でも、経営が不安定な企業で働いている方と、安定した大企業で働いている方とでは、信頼度が異なります。
そのため、自営業の方は収入が高くても審査では不利に働くことが多いです。
反対に、審査で最も有利なのはリストラの可能性が少ない公務員です。勤務先の安定性によって審査は大きく左右されます。
無職の方はこちらの記事をご覧ください。⇒『無職でもサラ金の審査には通るの?

収入

収入は申し込み者の返済能力を計るための最も重要な情報です。収入が多ければ多いほどその分返済財源が確保されます。また、サラ金は総量規制対象で利用限度額が年収の3分の1までと決められています
年収が高ければその分利用限度額も高く設定されるため、収入は高いに越したことはありません。

しかし、高額融資を希望していなければ収入額はあまり関係ありません。
少額でも毎月安定した収入が得られていれば審査には通ります。そのためパートやアルバイトで働いている主婦や学生でも借り入れ可能です。

勤続年数

勤続年数では収入の安定性を審査します。1社に勤めている期間が長ければ長いほど、収入も安定し、社内でも役職についている可能性が高いため審査では有利になります。
勤続年数が3~5年以上ある方は高評価されるでしょう。
反対に、勤続年数が半年~1年に満たない方は審査では低く評価されます。そのため転職を考えている方は退職前に申し込みを行うことをおすすめします。

住宅情報

住宅情報から、申し込み者の信用度と返済能力を審査します。
住宅情報の基準は、「持ち家か借り家か」、「自己所有か家族所有か」が重要になります。居住年数も項目にありますがあまり需要視されません。
審査では持ち家の方が高評価ですが、それは夜逃げの可能性が低いため。持ち家以外だと社宅も評価が高いです。

家族構成

家族構成は申し込み者がどれくらいの財源を返済に割くことができるかが審査されます。
例えば子供がいると、その分養育費で返済財源が少なくなるため審査では不利になります。最も審査で有利なのは既婚で子供がいない方です。
しかし、これはあくまでも収入に対しての評価です。家族構成だけで判断されることは少ないでしょう。

保険証の種類

保険証の種類は勤務先に関係しています。
公務員の方は共済保険、大企業の従業員の方は組合保険、中小企業の従業員の方は社会保険、自営業や零細企業の従業員の方は国民健康保険などが適応されています。
そのため、保険証の種類で勤務先の規模が把握できるのです

続いては2つ目のスコアリング、信用情報スコアリングについてご紹介します。

信用情報スコアリング

信用情報スコアリングとは、他社借り入れ状況や過去の借り入れ履歴を参照して申し込み者の信用度を計る審査です。

スコアリング項目 審査に有利 審査に不利
借り入れ金額 少額 年収の3分の1以上
借り入れ件数 1件 3件以上
1社の取引回数 多い 少ない

他社借り入れがあるからと言って審査に不利になることはありません
むしろ、一度も借り入れしたことがない方より、利用実績を積んでいる方が審査では有利になることもあります

他社借り入れ金額が年収の3分の1以上の場合

借り入れ金額は少なければ少ないほど審査に有利になります。
サラ金は総量規制対象であるため、利用限度額が年収の3分の1までと制限されています。
そのため、既に他社から3分の1以上借り入れている方は審査には通りません。
銀行カードローンなら収入によっては年収の3分の1以上融資することもあります

他社借り入れ件数が3件以上の場合

他社借り入れ件数が3件以上の方は審査に通る可能性は低いでしょう。
他社借り入れ件数は本人の信用度を顕著に表します

「借り入れ件数が多い」
⇒「1社から希望金額を借り入れできない」
⇒「1社からの信用度が低い」あるいは「生活に困窮している

と考えられます。
返済先が多ければ、それだけ1社に使える返済財源も少なくなりますよね。

1社の取引回数が多い

1社の取引回数が多いということは、それだけ借り入れを行っているということです。
サラ金は借り入れを行うことで利益を出すことができます。(無利息期間を除いて借り入れには利息が発生するため)
つまり、1社の取引回数が多い方は優良顧客と見なされます
優良顧客になれば利用限度額も引き上げ可能です

事故情報に登録されている場合

事故情報とは、過去の借り入れで延滞や債務整理などの問題を起こした際信用情報に記録される情報です。
事故情報は最短でも5年、最長10年は記録され続けます。その期間はクレジットや各種ローン契約は一切行うことができません
信用情報がどのような状態か気になる方は、信用情報機関に開示申請を行えば確認することができます。


まとめ

まとめ

サラ金の審査基準は正確なものは公表されていません。しかし、どのサラ金も大体の基準は同じ。
審査の基準を知っているのと知っていないのとでは審査結果が大きく変わります。
もし、あなたの勤続年数が半年未満でも申し込みを行いますか?他社の借り入れ金額が4件以上でも新規契約を行おうとしますか?
ここまでご覧いただいた方ならわかりますよね?

ご自身の属性が審査で不利になる場合は今すぐ申し込むのはおすすめできません。
申し込みを行っただけでも信用情報に記録されて、申込件数が多けれ多いほどマイナス評価になります。
適切なタイミングを見計らって審査に申し込みましょう。