サラリーマン金融が無利息無担保で気軽に借りられる金融機関とはいえ、実際は誰でも融資を受けられるというわけではありません。
サラ金とはいえ貸したお金が返ってこないのでは商売が成立しないので、「審査」を設ける事で利用希望者がきちんとお金を返せる人物か否かを判断します。つまり私たちは、サラ金が設けている「審査」に通過しない事には、どのような商品であれお金を借りる事が出来ないという事です。
審査では主に収入や雇用形態を中心とした「返済能力」と公共料金などの滞納や未払いがないかを見る「信用情報の確認」、そして家や車といった金銭以外の「資産」などを元に、利用希望者がお金を貸していい相手かどうかを判断します。
アルバイトやパートの方でもある程度勤続年数を重ねた「安定した収入のある方」ならサラ金への申込は可能ですが、当然年収の多い方と比べると収入の少ない方はどうしても不利になってきます。（＞＞＞サラ金を使うのは比較してから！）
「サラ金の審査に通る自信があまりない…できることなら申込は1社で決めてすぐにお金を借りたい…」
そんな方は審査の難易度でサラリーマン金融を比較し、比較的容易に審査通過が可能な会社を選ぶと良いでしょう。
目次
サラ金会社の審査一覧表
プロミス
| 審査時間 | 収入証明書 | 在籍確認 | 限度額 |
| 最短30分 | 限度額50万まで不要 | 電話連絡を避けたい場合は、個別に相談可 | 500万円 |
プロミスの審査はサラ金業界の中では平均的なスペックといえますが、電話連絡を避けたい場合、個別に相談をする必要があります。また、業界最大手ということで接客対応にも定評があります。
アコム
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審査時間 | 収入証明書 | 在籍確認 | 限度額 |
| 最短30分 | 限度額50万円まで不要 | 収入証明書でも可能 | 500万円 |
アコムでは審査時間最短30分といっていますが、実際にはもっと早く終わらせることが出来たという方も多いようです。また、審査の際に電話以外での方法がいいと相談することで、収入証明書でも代用が可能となっています。
アイフル
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審査時間 | 収入証明書 | 在籍確認 | 限度額 |
| 最短30分 | 限度額50万円まで不要 | 書類提出で確認可能 | 800万円 |
アイフルではネット申し込みのあとに、専用のフリーダイヤルに電話することでさらに審査を早めることができます。また、職場への電話を避けたいという方は書類提出で代用することが出来るので安心です。
SMBCモビット
| 審査時間 | 収入証明書 | 在籍確認 | 限度額 |
| 最短30分（※） | – | 書類や電話連絡（Web完結申し込みなら電話連絡なし） | 800万円 |
（※）申し込みの曜日や時間帯によっては翌日以降の対応となる場合があります。
モビットは限度額800万円とサラ金業界の中でもトップクラスなので、高額の融資を希望している方にも大変おすすめです。また、事前の簡易審査を10秒で終わらせてくれるので、自分が審査に通るかどうかすぐに分かるので便利です。
ノーローン
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審査時間 | 収入証明書 | 在籍確認 | 限度額 |
| 最短20分 | 限度額50万円まで不要 | 基本的に電話 | 300万円 |
ノーローンは最短20分とサラ金業界最速の審査が売りとなっています。審査に時間がかからないということは、それだけチェックする項目が少ないということでもあるので、審査に通るか不安といった方にもおすすめとなっています。
審査通過が容易なサラ金について
サラリーマン金融は審査基準を基本的には公にはしておらず、また自分たちの会社は審査が甘いという事を大々的に発表もしていません。そのため正確な情報とは言い難く、以下の内容はあくまで参考程度にしてもらえればと思います。サラ金の審査難易度は基本的にスペックと反比例する傾向にあります。
例えば金利が安い商品は審査が難しく、逆に金利が高い商品は審査が甘い傾向にあると言われています。なぜなら、審査が難しいということはそれだけ貸し出す相手を選んでいるという事なので完済率が高く、審査が甘いということはそれだけ誰にでもお金を貸しているという事ですから完済率が低くなるからです。
ではなぜ完済率の低い会社の金利は高いのかというと、低い金利で完済率も低ければそのサラリーマン金融は破産してしまうからです。審査が甘い会社というのは審査を甘くする代わりに金利を多少高くする事で、完済率が低くても運営が立ち行くように出来ているというわけです。
少し特殊な事情を抱えたサラ金について
また上記とは別で、一部例外的な事情により審査が甘いサラ金も実は存在します。
通常、サラ金と呼ばれる消費者金融は消費者金融相手に特化した信用機関を審査の際に利用しています。
そしてどのような消費者金融でも利用する信用機関はだいたい同じところであるため、1社の審査に落ちた場合その照会記録が信用機関に残り、2社目以降の審査結果に悪影響を及ぼすとされています。
簡単に言ってしまえば「この人はA社の審査で落ちているからうちも落としておこう」なんて事が実際に起こりえるということです。
そんななか一部の消費者金融、例えばアコムはこの法則が適応されないサラ金という噂があります。アコムは消費者金融でもありますが、もっぱら本業はACマスターカードを発行する信販会社でもあり、消費者金融と信販会社では利用する信用機関が異なります。
アコムに申し込んだ場合、他のサラ金とは違って信販会社に特化した信用機関が使われるため、他のサラ金より審査に通りやすいという噂があるのです。
＞＞＞サラ金を安全性で比較
審査なしで借りられるサラ金はあるの？
検索キーワードを見ると、「サラ金 審査なし」で検索される方が多く見受けられますが、先に言っておくと審査なしで借りられるサラ金はありません！
もしあったとしても、ほぼ確実に闇金に手を出すことになります。闇金では契約の際に携帯電話を新規購入させたり、申込者本人の親族の電話番号等を聞き出してくるので、教えてしまったらとても厄介なことになります。
現在では、大手を含めちゃんと貸金業協会に登録されているサラ金は審査を必ず行います。もし審査に自信が無かったとしても、お金を借りるためには受けなければならないということは肝に銘じておきましょう。
審査が甘い（緩い）サラ金が知りたい
審査が甘いかどうかを判別するのは難しいです。なぜならサラ金各社の審査基準というものは公開されていないからです。サラ金によって審査基準が異なると言われていますが、大手のサラ金でもそれはあります。
そこで、審査の難しさを判別する目安にサラ金各社の「成約率」というものがあります（審査通過率とも言います）。特に大手のサラ金は、定期的に毎月の申込者数と契約者数を公表しているので、それを比較することで審査の甘いサラ金がある程度絞り込めます。
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ページ上部でご紹介したサラ金5社の成約率を比較すると、アコムが一番高く「50.2%」あります。「申込者の半分しか審査に通らないの？」と思うかもしれませんが、申込者の中には信用情報がブラックになっている方や無職の方もいるので、相対的に見るともう少し高いことが推測できます。
ちなみに、サラ金各社の成約率は公式ホームページの「IR情報」や「データブック」で公開されています。
無職でも審査に通ることはできますか？
結論から言うと、無職の方が審査に通る可能性はほとんどないと言っていいでしょう。なぜなら、サラ金でキャッシングを利用するためには前提として2つの条件をクリアする必要があるからです。
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未成年はサラ金の審査に申し込めない
1つめは、サラ金に申し込めるのは「満20歳~69歳のご本人」であることです。よって未成年の方は自分の名義でキャッシングを利用することができません。
ただ、成人していれば学生アルバイトの方でもサラ金の審査に通ることはできます。審査では本人確認書類の提出が必須なので、年齢だけはごまかすことができません。申し込みで「学生証」を提出しても本人確認書類と認められない点には要注意です。
安定した収入は「年収の多さ」ではない
もう1つは、安定した収入の有無です。ここでいう安定した収入とは「年収の多さ」ではなく、「収入が毎月継続してある」という点が重要です。なぜならサラ金は毎月継続して返済をしてほしいからです。
サラ金の審査では「現在の状態」が重要なので、仮に貯金があったとしても現在が無職だと返済能力を信用されづらいという点があります。同様に、来月新しい勤続先が決まっていたとしても審査が通りやすくなるわけではありません。
たとえ年収が少なかったとしても、毎月一定の収入があればサラ金からお金を借りることはできます。ただ、その場合は借入限度額を自主的に控えめにして、いつでもすぐに返せる程度の使い方をするべきだと私は思います。
審査に落ちたら確認するべき4つのこと
「サラ金の審査に落ちてしまったけど思い当たる節がない…」という方は、だいたい下記のケースに当てはまることが多いです。一度確認してみましょう。
①申込内容に嘘はありませんでしたか？
審査で有利に見られようとして嘘の内容を記入するのはやめましょう。サラ金の審査申込は基本的に自己申告ですが、個人信用情報機関や勤続先からきちんと確認して審査結果を出しています。
例えば年収を10万円単位でサバを読む程度ならスルーしてくれますが、これが50万円や100万円単位になると収入証明書類の提出も求められます。確認されてずれがあることが発覚すれば、もちろん審査に落ちてしまいます。
また、住所や勤続先の情報もずれが無いようにしましょう。免許証に記載されている住所と記入した内容にズレがあったり、以前の勤続先の情報を記入してしまうと在籍確認ができないので、審査に通ることはできません。
②借入希望額は年収の3分の1をこえていませんか？
借入希望額が総量規制をオーバーしていると審査に落ちることもあります。サラ金では年収の3分の1をこえる借入は制限されています。
そのため、例えば年収が100万円程度だと、サラ金からは30万円程度が借りられる限度ということになります。もしこれ以上借りたい場合は、総量規制の対象外である銀行カードローンを検討しなければいけませんが、銀行ということで審査も若干難しくなります。
③一度に何社も申し込みを送っていませんか？
「審査落ちして借りられないのは困るから何社も申し込もう」と考える方も少なくありません。ただ申込件数があまりに多すぎると審査落ちの原因となってしまいます。
例えば、年収300万円の方が借入希望額30万円で4社へ一度に申し込んだとします。総量規制の関係でこの方が借りられるのは100万円までなので、申し込まれた4社は「こんなに申し込んで本当に返済できるのか？」と返済能力に疑問をもたれてしまうデメリットがあります。
サラ金への申込情報や取引情報は個人信用情報機関というところですべて記録されており、他社への申し込みも審査の際にばれてしまうのでごまかすことはできません。
④自分の信用情報を確かめましょう
過去に金融機関との間でトラブルがあった場合、信用情報に「キズ」がついている可能性があります。いわゆるブラックリストとして残っている「事故情報」はキャッシングやローンの審査に悪影響を及ぼします。
サラ金は審査の際に個人信用情報機関へ問い合わせをして、申込者の信用情報を必ず確認しています。本人に返済能力があっても、過去に事故情報を残している方は信用して融資をするのが難しいからです。
個人の信用情報は自分でも開示請求をすることができます。もし思い当たる節がある場合は、「CIC」や「JICC」といった機関のホームページで開示請求の問い合わせをして確認をしてから再度申し込むかどうかを判断すると良いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。サラ金とはいえお金を借りる以上は審査に通る必要があります。各社の審査が甘いか緩いかどうかは、成約率である程度目星をつけることができます。
また、未成年の方や毎月の収入が不安定な方は申込条件を満たしていないケースがあります。審査云々以前に、2つの申込条件を満たさないと仮審査に通ることもできないので、まずはそこを確認しましょう。
そして、審査に申し込む際にはいくつかの注意点があります。申込内容で嘘を書かない、多重申込をしない、総量規制をこえないよう気をつけるなど、どれも基本的なものです。審査に落ちてしまった時には、ご自身の信用情報を確認してみることをおすすめします。