サラ金の返済が延滞するとクレジットカードや住宅ローンの審査が…

「サラ金から借りたお金を延滞しちゃったらどうなるの?」という疑問をお持ちではないですか?

昔見たドラマや漫画の影響で、口では言えないような恐ろしい目に遭うイメージを持っている方も少なくないと思います。しかしそのイメージは捨ててください。

今回は延滞のリスクを皆さんに知ってもらうために、返済に遅れた結果としてどのようなことが起こりうるのかを1つずつ解説していきたいと思います。

目次

サラ金の返済を延滞したらどうなるの?

「借りたお金の返済が期日までに間に合わなかった…やばい!」と考えるのは良いことなのですが、1日遅れたくらいで変な行動をしないよう気をつけてください。

実際には下記のように関連のあることが起こります

①遅延損害金が上乗せされる

サラ金からお金を借りると金利に応じて利息を払うことになりますが、もし返済が期日までに間に合わなかった場合には「遅延損害金」という別の金利が適用されます。

具体的には、通常の金利よりも数%ほど上乗せされた金利が遅れた日数分だけ適用されます。例えば借り入れ時の金利が年18.0%だとしたら、遅延損害金は年20.0%ほどになっているサラ金がほとんどです。

金利の上限は利息制限法で決まっている

「じゃあ返済が延滞したら遅延損害金がどんどん上がっていくの?」と思う方もいるかもしれませんが、キャッシングに適用できる金利は「利息制限法」で下記の通り定められています。

  • 借入額が10万円未満の場合、適用できる金利の上限は年20.0%まで
  • 借入額が10万円以上100万円未満の場合、適用できる金利の上限は年18.0%まで
  • 借入額が100万円以上の場合、適用できる金利の上限は年15.0%まで

ちなみに、遅延損害金の場合は最大でも「年20.0%」までしか適用できないように定められています。

②「取り立て」や「鬼電」はない

ドラマや漫画の過剰な演出を見ると、借金の返済が遅れたらひどい取り立てに遭ったり自宅の電話が鳴り止まなかったりといったシーンも中にはあります。しかしこれらはあくまで演出にすぎません。

実際にはそういったことはありません。返済できないからといってサラ金に暴力を振られることもありませんし、自宅だけでなく勤務先にまで訪問されることもありません。

郵便や連絡はすべてインターネットの時代へ

もし返済の延滞があった場合でも、今はインターネット経由での連絡が基本となります。

郵便という手段もありますが、利用者によっては自宅に怪しい封筒を送られるとお金を借りていることがバレてしまうというケースもあります。そのため今は、ペーパーレス化が積極的に進められています。

利用明細やキャッシング残高の確認は会員ページでいつでもでき、パソコンやスマートフォンから自由に確認できる時代がやってきたというわけです。

2010年の貸金業法改正の完全施行

またいつ頃からこういったサラ金の悪いイメージが消えていったかというと、2010年の貸金業法改正からです。

それまで金利の上限は年29.2%まで適用することができましたが、これを現在の年20.0%までに引き下げることによって、グレーゾーン金利は姿を消しました。

金利が下がったことでサラ金業界は大打撃を受けます。そして経営が傾いた多くのサラ金は銀行グループ化。こうなると、何か問題を起こせばグループ全体の信用に関わってきます。

そういった背景から現在のサラ金はとても健全な貸金業者であり、今では「消費者金融」と呼ばれることの方が多くなりました。

個人信用情報機関に記録が残る

仮にサラ金の返済が1,2日だけ延滞するくらいなら大した問題にはなりませんが、これが毎月頻繁に起きたり、3か月以上音沙汰なく延滞し続けているようなことがあると、延滞がブラックリスト化します。

ここでいうブラックリスト化というのは、個人信用情報機関に事故情報として記録されてしまうことです。明確に「ブラックリスト」というものが存在しているわけでなく、案に個人信用情報機関に記録されることを指すことが多いです。

一度事故情報が記録されてしまうと、5年~10年は保管されることになります。実はこれが一番厄介で、理由は下記に続きます。

事故情報が及ぼすクレジットカード等への影響

個人信用情報機関に記録された情報というのは、あらゆる金融機関が閲覧できます。つまり事故情報があると、クレジットカードや住宅ローンの審査に悪影響を及ぼすことになります。

クレカや住宅ローンだけでなく、あらゆるローン審査に影響します。仮に他のサラ金からお金を借りようとしても、第三者機関の個人信用情報機関を介して信用情報は筒抜けになります。

事故情報は年月が経たないと消えることはありません。大人になってサラ金から借りたお金の返済が延滞して、その後5年もローンが組めないとなると、その後の人生設計に少なからず影響がありますよ。

返済を踏み倒しすと時効になるって本当?

結論から言うと、時効はあります。サラ金等のキャッシングで借り入れがある場合、最後の返済から5年以上経過すると時効となります。

ただしサラ金側が返済を求める裁判を起こした場合は、判決が出てからさらに10年間の時効期間が設けられます。

そのため、最長で15年近くサラ金の返済を踏み倒し続けなければいけないことになります。

借金時効で信用情報は消える?

そして問題は、借金が時効を迎えても信用情報が消えるとは限らない点です。

サラ金によって違いはありますが、考え方が以下の2つあると考えられます。

  • 借金返済する必要がなくなったので、事故情報も一緒に消滅する
  • 返済する責任はなくなったが借金そのものは残っているので、事故情報も残る

こればかりは確認のしようがありません。もし2つ目のケースで事故情報が残った場合は、完済してなおかつ10年以上経過しないと事故情報が消えないことになります。

個人的な見解としては、踏み倒し等は考えずに返済しておく方がその後のリスクを失くせるので、なんとしてでも返済をする。あるいは、債務整理などの法的手続きを利用することをおすすめします。

まとめ

サラ金で返済を延滞するとどうなるのかをまとめると、以下の通りです。

  • サラ金の返済を延滞してしまうと、高金利の遅延損害金が発生する
  • 延滞が頻繁に起きたり3か月以上の長期に渡ると、個人信用情報機関に事故情報が残る(ブラックリスト化)
  • 事故情報が残っていると、クレジットカードや住宅ローンの審査に悪影響を及ぼす

当たり前のことですが、借りたお金は返済しなければいけません。貸金業法が改正されて利用者に優しいキャッシングに変わったとはいえ、借金を踏み倒そうものならばそれなりの措置が取られることは避けられません。

たまたま延滞してしまったら日を空けずにすぐ返済をすること。どうしても返済が続かないようであれば、早めに弁護士へ相談して「債務整理」の手続きを進めるべきです。