カードローンの金利と利息計算をシミュレーションで解説!


グレーゾーン金利があったのも今は昔。最近では申込がしやすくなって利用者が増えてきているカードローンですが、借りることばかり考えて返済のことがおろそかになっていませんか?

「とりあえず金利が低いカードローンを選べばいいんでしょ?」という考えは間違ってはいませんが、毎月の返済額からどれくらい元金が減って利息が引かれているかということはわかりませんよね。

そこで今回はカードローンの金利の計算方法からご説明をして、よくある具体例をあげて毎月の返済についてご紹介いたします。シミュレーションを参考に、ご自身の返済計画を組み立てましょう!

目次

カードローンの金利はどこを見て計算すればいいのか

カードローンの金利はどれも「○%~△%」というように、変動するようにできています。これは契約した借入限度額によって適用される金利が変わるからです。

しかし申し込む前だとどれくらいの金利が適用されるかわからないですよね。「もしかしたら審査次第では4%くらいの金利が適用されるかも…?」と思うかもしれませんが、実はほとんど決まっているので計算する必要はあまりありません。

最初に見るのは上限金利だけで良い

実のところ借入限度額によって適用される金利は「利息制限法」で下記の通り定められています。

  • 10万円未満の借入限度額の場合、金利の上限は年20%まで
  • 10万~100万円未満の借入限度額の場合、金利の上限は年18%まで
  • 100万円以上の借入限度額の場合、金利の上限は年15%まで

これを見ればわかる通り、借入限度額が100万円未満の場合は金利18%が適用されます。逆に言えば借入限度額が100万円以上にならないと適用される金利は自動的に上限金利になります。そしてサラ金のカードローンの上限金利のほとんどは「18%」です。

これらのことから、少額キャッシングが基本となるカードローンでは基本的に「上限金利だけを比較すれば良い」というわけです。(>>サラ金を比較してみよう!

上限金利が18%より低い場合もある

ただ一言にカードローンといっても、サラ金だけでなく銀行カードローンもあります。銀行のローンは低金利であることは皆さんなんとなくご存知かと思いますが、下記の例の通り、銀行カードローンの上限金利は14%程度と低めになっています。

  • 三井住友銀行カードローン:年4.0~14.5%
  • 三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」:年1.8~14.6%
  • みずほ銀行カードローン:年3.0~14.0%

上限金利が元から低いので、カードローンにおいてもそれは有利です。まとまった金額を長期間かけて返済していく場合には大きな差となるので、銀行カードローンの利用も検討しましょう。

逆に、3か月程度で全額返済できる程度のキャッシングなら大差はありません。あまり時間をかけずに借りやすい方を選ぶと良いでしょう。

1か月分の利息の計算方法

  • 借入残高×金利×30日÷365日=1ヶ月の利息

カードローンの金利計算方法でよく挙げられるのが上記の式です。例えば、10万円を金利年18.0%で1ヶ月(30日)借りた時の利息は以下のようになります。

  • 100,000円×18.0%×30日÷365日=1,479円(小数点以下切り捨て)

10万円を借りたら、翌月の返済では約1,500円の利息が発生するというわけですね。

これを覚えておけば、1日単位や1年単位でも利息を計算することができるようになりますが、単利と複利の計算も考えるとだいたいの目安しかわかりません。正確な数字を知りたい時には、銀行カードローンや消費者金融のホームページ上にある「返済シミュレーション」を活用することをおすすめします。

毎月の返済を具体例で解説


今度は実際にありそうな借入の具体例を持ち出して、毎月の返済がどれくらいのペースで進んでいるのかをご説明いたします。

返済シミュレーションが便利

返済シミュレーションは大手の銀行や消費者金融のホームページにはだいたいあります。どこも無料で利用できる上に、表で示してくれるのでとてもわかりやすくおすすめです。

今回の具体例は下記の条件です。返済期間が決まっていれば、それを入力して毎月の返済額や借入可能額を計算することも可能です。

  • 借入額:30万円
  • 金利:年18.0%
  • 毎月の返済額:2万円

この条件だと、返済の内訳は以下の表のようになります。

  1. 元金:15,500 利息:4,500 残高:284,500
  2. 元金:15,733 利息:4,267 残高:268,767
  3. 元金:15,969 利息:4,031 残高:252,798
  4. 元金:16,209 利息:3,791 残高:236,589
  5. 元金:16,452 利息:3,548 残高:220,137
  6. 元金:16,698 利息:3,302 残高:203,439
  7. 元金:16,949 利息:3,051 残高:186,490
  8. 元金:17,203 利息:2,797 残高:169,287
  9. 元金:17,461 利息:2,539 残高:151,826
  10. 元金:17,723 利息:2,277 残高:134,103
  11. 元金:17,989 利息:2,011 残高:116,114
  12. 元金:18,259 利息:1,741 残高:97,855
  13. 元金:18,533 利息:1,467 残高:79,322
  14. 元金:18,811 利息:1,189 残高:60,511
  15. 元金:19,093 利息:907 残高:41,418
  16. 元金:19,379 利息:621 残高:22,039
  17. 元金:19,670 利息:330 残高:2,369
  18. 元金:2,369 利息:35 残高:0

「累計返済額:342,404、合計利息:42,404

この通り、全額返済するには18か月かかる計算です。利息がなければ2万円×15か月で返せる30万円も、カードローンだと利息の合計は42,404円まで積み重なります。

ちなみに毎月の返済が1万円の場合はさらに長くなります。全額返済には41か月かかり、累計返済額は401,523円、利息の合計は101,523円まで膨れ上がる計算です。

当然ですが時間がかかればかかるほど利息は増える一方なので、「貯金したいし毎月の返済は最低額でいいか」と考えずに多少頑張ってでも早期の全額返済を目指しましょう。貯金するのは完済してからですよ!

毎月の返済で得をするためには

無利息サービス中に出来るだけ返済しよう

サラ金のキャッシングで優れたサービスといえば「初回利用限定の無利息サービス」です。プロミス等の大手消費者金融は初めての利用者に対して、30日間の無利息期間をサービスで利用させてくれます。※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要

この期間中の返済はすべて元金の返済にあてられるので、30日で全額返済できなかったとしても期間中に出来るだけ返済しておけば完済までの道のりが近くなりますよ。

「残高スライド元利定額返済」に注意!

カードローンの返済を調べるときは、まず返済方式を確認するようにしましょう。

現在、カードローンの返済方式は「残高スライド元利定額」が主流となっています。「スライド」とあるように、借入残高に応じて毎月の返済も変動するという仕組みです。

そのため返済の始めの方は毎月の負担も大きいですが、後半になるにつれ負担が軽くなっていくようになっています。こう聞くとメリットであるように聞こえるのですが、気をつけるべきは後半の部分です。

なぜなら「残高スライド元利定額」に従ってゆっくり後半の返済を続けると、その分余計に利息を支払うことになるからです。余裕がある分は繰り越し返済で前倒しして返済できるので、「今月は返済これだけでいいのか」と思わずに積極的に返しましょう!

まとめ

まとめると以下の通りです。

  • カードローンの金利を見るときは上限のみ注目
  • 利息は「借入残高×金利×30日÷365日」で1か月分の計算ができる
  • 返済計画を組み立てるときはシミュレーションを活用しよう
  • 「残高スライド元利定額返済方式」の言いなりにならないよう気をつけよう

カードローンは毎月返済しなければならないのが負担になりますが、金利が高いので可能な限り早期の全額返済ができる計画を組み立てることをおすすめします。サラ金の場合は、無利息期間中にどれだけ前倒しして返済できるかが勝負です。頑張りましょう!