カードローンの平均金利を銀行と消費者金融の比較で解説

キャッシングやカードローンの質問で多いのは「○○ってカードローンの金利は何%ですか？」という質問です。

「そんなの人に聞かないで自分でホームページを見ればすぐわかるだろ！」と呆れることもありますが、カードローンの金利表示は「○%~△%」というようになっていて、どの部分が適用されるのか分かりづらいといった面があるのも事実です。

そこで今回は銀行と消費者金融それぞれのカードローンの金利の平均を比較、特徴を分けてご説明いたします。特徴を見比べながら、どちらが自分にとって使いやすいカードローンか参考にしていただければ幸いです。（＞＞サラ金を比較してみよう！）

一番わかりやすい金利の平均の差は、銀行と消費者金融のカードローンの差です。平均すると銀行カードローンは金利年4.0~14.0%、消費者金融カードローンは金利年4.5%~18.0%程度だと大ざっぱに覚えておきましょう。

傾向として、消費者金融は全体的に平均に近いです。そのため金利で選ぶというよりはサービスの差で選ぶ方が使い勝手も良くなります。一方で、銀行は結構ばらつきがあります。下は7.99%から、上は18.0%まであるので、よく比較して選ぶことをおすすめします。

ちなみにあまり知名度は高くありませんが、中小と大手の消費者金融にも若干差があります。大手にはありませんが、中小消費者金融カードローンは上限金利20%のものもあるからです。

カードローンの金利を比較する際は、基本的に金利の上限だけを見比べましょう。なぜなら、下記の通り借入限度額によって上限金利も変動するからです。

カードローン利用者のほとんどは100万円未満の少額キャッシングなので、大手のサラ金ならほぼ確実に金利年18%でお金を借りることになります。銀行カードローンの場合も、100~200万円以上の借入限度額にならないと金利年15%以下にならないので要注意です。

メガバンクもカードローンを取り扱っていますが、ご覧の通り14%台で並んでおり平均的に低金利です。始めから上限金利が低いので、少額キャッシングでも利息をおさえることができるメリットがあります。

銀行ATMだけでなく、コンビニATMでも取引手数料が無料となっている銀行カードローンが多いです。銀行の営業時間は基本的に短くて店舗もそこまで多いわけではないので、コンビニATMをいつでも手数料無料で利用できるのは非常に使い勝手が良いです。

審査の通過率を見る1つの目安として「成約率」というポイントがあります。銀行カードローンの中では残念ながら「新生銀行レイク」しか公表していないのですが、これが33%程度となっています。

レイクは銀行カードローンの平均よりも審査通過率が高めという利用者の声があるので、銀行カードローン自体は申し込めば必ず利用できるわけではないということを肝に銘じておきましょう。

消費者金融カードローンの平均金利18%にほぼ当てはまります。消費者金融からのキャッシングで借入限度額が100万円をこえることはめったにないので、上限金利で見比べるしかないのですがほぼ平均通りなので、サービスなど他のポイントで比較しましょう。

消費者金融全体に言えることですが、平均的な審査スピードが最短30分となっています。つまり即日融資が受けやすいというわけです。急に10万円程度のまとまったお金が必要になった時は、消費者金融の自動契約機がとても便利です。

銀行カードローンとは逆に、大手の消費者金融の審査通過率は下記の通り公表されています。

新生銀行レイクの33%と比べると平均でも高いことがわかります。「金利や利息はおいといてとりあえずお金を借りたい」というような状況だったら、消費者金融へ申し込むことをおすすめします。

まとめると以下の通りです

いかがでしたでしょうか。平均で見ると銀行カードローンの方が金利の面では優れていますが、審査やサービスなど他の面で見ると一概には言えません。ご自身の状況を振り返って、どちらの方が借入先にふさわしいかをよく比較してから申込をすることをおすすめします！