サラ金でお金を借りたら当然返済しなければなりません。しかし、知人から借りるのとは違って、サラ金は返済に際して厳密なルールを設定しています。その返済方法にもコツがいるのをご存知でしょうか?今回はサラ金で借りたお金を返済するコツをご紹介します。
目次
サラ金の返済方法を確認
効率的な返済方法を見つけることがサラ金と上手く付き合うコツです。サラ金は店舗で返済する以外に、銀行振込、口座振替、ATMなどで返済することができます。
口座振替
指定した口座から自動的に引き落として返済する方法です。返済日を指定できるサラ金が多いため、給料日などを考慮して決めることをおすすめします。毎月自動的に引き落とされるため、延滞の心配が少ないことと返済の手間が省けるのがメリットです。しかし、残高に関わらず否応なしに引き落とされるため、生活費がぎりぎりになる可能性があることと、残高不足で引き落とされない場合、振込を行わなければならないなどの手間が生じます。自動的に引き落とされるからと言って油断せずに、返済日はしっかり覚えておきましょう。
銀行振込
サラ金が指定した銀行口座へ振込をし、返済する方法です。最近では銀行に行かなくても、インターネットを利用して返済することもできます。Web会員サービスのネットバイキングを利用していればパソコン・スマホ・携帯電話から返済できることはもちろん、手数料がかからないので直接返済しに行くよりも便利です。
ATM
サラ金が運営するATMや提携している銀行やコンビニのATMから返済することができます。コンビニからでも返済できるため、時間と場所を制限されません。しかしデメリットなのが手数料です。手数料として108円がかかるので、毎回ATMから返済すればそれだけ負担がかかることになります。便利だからこそついつい利用頻度も多くなるATMですが、手数料のことを考えて他の返済方法も並行して利用しましょう。
利息を計算する
サラ金の返済を行う際のコツ、2つ目は利息を計算することです。サラ金の返済に利息は付きもの。特にサラ金であれば審査通過率が高い分、銀行カードローンよりも高金利である場合が多いです。金利が高ければ高い分、返済で支払う利息も高くなります。返済するとき初めて「こんなに高額の利息を払わなければならないの?!」と驚かないためにも、事前に計算しておくことが返済のコツです。以下で、利息の計算方法をご紹介します。
利息の計算方法
利息は、「借り入れ残高」、「借り入れ日数」、「金利」を式にあてはめるだけで計算できます。計算式は以下の通りです。
「利息=借り入れ残高×実質年率÷365×利用日数」
借り入れ残高と書かれている通り返済していくうちに金利は変化していくため、毎月計算する必要があります。例として10万円を金利18%で貸し付けているサラ金に2か月で返済するシミュレーションを行ってみましょう。1か月目は5万円、2か月目で全額を返済した場合、いくらの利息がかかるのでしょうか?
返済月 | 計算式 | 利息 | 借り入れ残高 |
1か月目 | 100,000×0.18÷365×30 | 1,528円 | 51,528円 |
2か月目 | 51,528×0.18÷365×30 | 787円 | 0円 |
合計利息金額 | 2,315円 |
上記でお分かりいただけるように、借り入れ残高が減れば減るほど利息が低くなることが分かります。借り入れ金額が多ければ多いほど、そして借り入れ期間が長ければ長いほど、利息は高くなるのです。
そのため最初の借り入れは最小限にし、利息を抑えて返済することをおすすめします。
返済できなくなった時のコツとは?
「現状の借り入れ残高と借り入れ期間ではどうしても返済できない…」と困っている方もいるかと思います。そんな方も返済のコツを知っていれば債務を0にすることだって可能なのです。その方法が債務整理です。
債務整理とは?
債務整理とは、サラ金と現状の借り入れ状況を見直し、返済可能な条件を提示し合意させる方法を指します。借り入れ金額が減ることが魅力的ですが、債務整理を行うにはいくつかコツがいるのです。一つ目は、返済困難な状況であることを証明させること。二つ目が、弁護士、司法書士などの専門家を挟むことです。債務整理を行う際、ご自身でサラ金業者の方に相談をしに行っても、断られることが多いです。それは返済困難な状況であることが証明されにくいから。専門家に相談すれば、あとは彼らの指示に従って動くだけなので効率的に債務整理を行うことができます。ただし、専門家に相談する際には別途費用が掛かることもお忘れなく。
コツを掴んで計画的に返済しましょう!
サラ金もただ返済すればいいだけでなく、いくつかコツがあることがお分かりいただけたでしょうか?まずは、月々どれくらいの額なら返済可能なのか、返済にどれくらいの利息が伴うのかを計算してみることをおすすめします。
どうしても返済できない場合は、債務整理で借金を減額することもできます。しかし、ブラックリストに登録されるなどリスクも多いため注意が必要です。