ご家族がブラックリストに登録されている場合、「自分の信用度も下がるのでは・・・?」と不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はサラ金の審査にご家族のブラックリストがどのように影響するのかをご紹介します。
目次
サラ金の審査では家族の信用情報は確認されない
サラ金の審査に家族の信用情報は関係ありません。ご安心ください。
サラ金の審査では家族構成を聞かれることはありますが、家族の信用情報を確認することはないからです。
これはサラ金に限らず、住宅ローンやカーローン、カードローンも同様です。
基本的に確認されることは申し込み者本人の返済能力や信用度のみです。
しかし、ご家族が借り入れを行う際に連帯保証人になった、あるいはご家族が所有する住居で暮らしている場合は審査に影響すると言われています。
他にも例外でご家族の信用情報が審査に影響するケースがあります。
次章で確認してみましょう。
家族の信用情報が審査に影響する4つのケース
ご家族の信用情報がサラ金の審査に影響するケースを4つご紹介します。
① 家族が金融事故を起こしたサラ金を利用する場合
ご家族が過去に長期間の延滞や債務整理を行ったサラ金に申し込む場合、審査に影響します。
サラ金の審査では家族の信用情報は確認されないため住所で確認します。
金融事故を起こした方と家族関係にあり、かつ同居している場合は審査に影響するため注意しましょう。
② 銀行カードローンの審査を受ける場合
銀行カードローンの審査を受ける場合、審査を銀行と保証会社の2社で行うことが多いです。
ご家族が銀行カードローンで金融事故を起こしていなくても、保証会社を利用し、且つ金融事故を起こしている場合は銀行カードローンの審査にもマイナスの影響を及ぼします。
銀行カードローンがどの保証会社を利用し審査を行っているのかを事前に確認してから申し込みを行いましょう。
③ 専業主婦が銀行カードローンに申し込む場合
銀行カードローンは総量規制対象外であるため、無収入の専業主婦も利用できます。
専業集の方が借り入れを行う際、ご自身に収入がない分ご家族(配偶者)の収入証明書と信用情報を確認します。
収入証明書は次のいずれかのコピーを用意しましょう。
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※提出する収入証明書の種類は申し込むサラ金によって異なるため、事前に公式ホームページで確認することをおすすめします。
ご家族の信用情報を確認する際、ブラックリストに掲載されているとほぼ間違いなく審査には通りません。
専業主婦が銀行カードローンから借り入れを行う場合は、配偶者の信用情報が重要であることをお忘れなく。
④ 家族の連帯保証人になっている場合
ブラックリストに掲載されているご家族の保証人になっている場合、審査にマイナス影響を及ぼします。
連帯保証人とは、債務者が返済不能になった場合に返済の義務が求められる保証人を指します。
連帯保証人に返済の請求が来た時点で債務者は長期間延滞している可能性が高いです。
そうなると連帯保証人であるあなたも延滞と見なされ、事故情報として信用情報に登録されることも。
不安な方はご自身の信用情報を確認してみましょう。開示方法はこちら⇒『他社借入が原因でサラ金の審査に落ちることはある?』
番外編:サラ金の審査で「家族構成」がチェックされる2つの理由
サラ金の審査では「家族構成」も項目の1つです。
サラ金と家族構成には一見繋がりが感じられないように思いますが、実は重要な審査項目なのです。
家族構成がチェックされる理由は2つあります。
1つ目の理由は、返済能力を判断する目安であるため。ご家族に未成年の子供がいる方よりも成人済みの子供がいる方の方が養育費がかからないと見なされるため審査では有利になります。
また、夫婦共働きの方は審査通過率が高くなることもあります。
2つ目の理由は、既婚者や両親と同居していると延滞などをした際連絡がつきやすく、逃げられるリスクも少ないため審査では有利です。
審査でチェックされる家族構成の項目は次の通りです。
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家族構成も審査に影響しますが、収入や勤務先情報に比べれば影響度は低くなります。
「子供がいる」という理由だけで審査に落ちることはないのでご安心ください。
まとめ
ご家族にブラックリストに登録されている方がいても、基本的にサラ金の審査には影響しません。
しかし、
- ご家族が以前利用していたサラ金または保証会社を利用する場合
- 専業主婦が銀行カードローンを利用する場合
上記のいずれかに当てはまる場合はサラ金の審査に落ちる可能性もあります。
また、「家族構成」も審査に影響する重要な項目です。
子供が多ければ多いほど審査ではマイナス評価になりますが、収入との兼ね合いなので気にしすぎる必要はありません。
まずは、ご自身の収入や勤務先情報、他社借り入れ状況を見直してみましょう。